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◎はじめにお読みください □profile ■『KANAGAWA』 ■『せいいっぱいのプライド』 ■『I WEEP.』 ■『Kという街にて』 ■『ホンタウのシアワセ』 ■[GET BACK] ■[fragments of prose] □解 説 ※お知らせ(掲載期限有) フォロー中のブログ
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2005年 07月 03日
今まで「くのまとぺ」にアップしてきた作品群は、どちらかと言えば「詩」に近いものでした。連作という形式をとることで、ひとつの短編小説のように、ある程度の「心理的な物語」を構築しようと試みてきました。もっとも、最近では、そのまとまりに属さない、あるいは、まだ属するべき連作のイメージが完成していないものを[GET BACK]というカテゴリに押し込んで、ごまかしていましたが(笑)。
これからしばらく書いてみようと思っているものは、今までとは逆のパターン。カテゴリは[fragments of prose]。英語的に正しいかどうかはともかく「散文の断片」です。このカテゴリも『 』ではなく[ ]で括られているのでお判りかと思いますが、連作のタイトルではなく、暫定的な居場所です。それどころか、ひとつひとつの作品ですら「完結したモノ」ではありません。 久野檸檬は、詩人ではありません。いや、詩も書いていますが、小説も書いています。これからアップしていく「散文の断片」は、既に書き上がっている作品、書きかけの作品、これから書こうとしている作品、などの一部です。つまり、この部分だけ読んでも、全体像は掴めません。あくまでも「断片」ですから。 それなら「連載小説のように展開していくのかな」と、思われるかもしれませんが、続きません(笑)。あくまでも「断片」ですから(しつこいですね)。 ここ「くのまとぺ」は、左上の説明の通り「久野檸檬による言葉の羅列」なので、完結しなくてもいいではないか、と、開き直りました。僕が羅列した言葉の群れ。それが「作品」などと呼べる段階まで昇華されていなくても、僕から生まれた言葉の一部であることには何ら変わりはないし、それでも、日記(一般のブログ)のように、現実を綴ったものとは違う、という今までのスタンスにも、また、変わりはありません。 でも、闇雲に小説の一部を抜き出しただけでは、もちろん意味がないので、ある程度、まとまった行数は書く予定ですし、同じ小説の別の箇所を、いくつか書く場合もあるとは思います。そして、完結はしていなくても、その部分だけを読んで、何かを感じてもらえるのではないか、と考えています。 恐らく、最後(いつが最後なのでしょう。笑)まで読んでも、ひとつの小説作品の全部をここに書くことはないと思います。「久野檸檬の小説が読みたい」と思われる奇特な方が、いらっしゃるかどうかは判りませんが、もしいらっしゃったとしても、ここでそれを読むのは不可能だと思ってください。 これは、ある種、実験でもあるし、賭けでもあります。久野檸檬は、あくまでも「現実をさらけ出す人間」ではなく「作品を書く人間」でありたいし、大きな森、あるいは木の幹、だけでなく、枝葉だけでも、読み手の心の中に何かを残せる創り手でありたい。適当に小出しにしたり、書きかけを誤魔化すためではなく、僕が「精神」と「日本語」と「技巧」を、どういうふうに融合させようとしているか、を、知ってもらいたいのです。精神だけが僕ではない。作品だけが僕ではない。日常だけが僕ではない。経験だけが僕ではない。消しゴムのように生きる久野檸檬と、消しゴムの消しカスのような「散文の断片」。 読んでもらえたら、幸いです。
by Lemon_Kuno
| 2005-07-03 02:31
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